2018年4月下旬、京都で行われたあるイベントに、我らがStroly代表・高橋真知がゲストとして登壇しました。
こちらのイベントの企画を行ったのは、建築系・まちづくり系の書籍を数多くリリースしている学芸出版社さん。
以前から「がくげいラボ」と題したイベントを数々主催し、多くの建築家やクリエイティブな方々をゲストとして招きながら、建築やまちづくりの面白さを発信し続けています。
そんな「がくげいラボ」のテーマとして今回選ばれたのは、なんと「地図」!
もちろん「地図」といえば、言わずとしれた私たちStrolyの得意分野…….ですよね?
さらにもうひとり、今回のゲストとして登場されたのが、京都を中心に不動産プロデュースなどを手がけるaddSpice代表の岸本千佳さん。(addSpice公式サイト)
岸本さんは、不動産のリノベーション企画やプロデュースといった多彩な業務を手がける一方で、2016年には著書「もしも京都が東京だったらマップ」を発表。
京都と東京について、それぞれの街で似ている部分を比較しながら、地図や街歩きの魅力について語ったユニークな内容が、インターネット上で大きな話題となりました。
今回の記事では、そんな岸本さんとStroly代表高橋が、地図を使ったまちの魅力について、実際に街を歩きつつ、ざっくばらんに語ったイベントの様子をお送りします。
Strolyを使って京都の街を歩こう! ―地図で感じる「ふつうの街」のおもしろさとは?
2018年4月22日、学芸出版社さん主催のイベント「地図でエリアブランディング!」が、ここStroly京都オフィスと学芸出版社さんのビルで行われました。
参加者さんの集合場所となったStrolyオフィスには、総勢50名を越える方々が大集結。イベント開始前ですが、ものすごい熱気です。
今回のイベントは、Strolyマップを見ながら街を探検する前半の「まちあるき編」と、岸本さんと高橋がトークを行う後半の「トークイベント編」の2つに分けて行われました。
前半の「まちあるき編」のスタートとなったのがここStrolyオフィス。
出発前にはいろいろな地図をじっくり見たり、Strolyの簡単な使い方レクチャーを行ったりしつつ、後半の会場である学芸出版社さんのビルを目指して、グループごとにまちあるきツアーを開催しました。
参加者の皆さんには、実際にまちあるきの楽しさを感じてもらった上で、じっくりとトークを聴いてもらおうという作戦……なのでしょうか?
そして後半の「トークイベント編」では、岸本さんとStroly高橋による「地図」をテーマにした対談を開催!それぞれのゲストが、「地図」をキーワードにどのような活動に取り組んでいるのかをプレゼンテーションしました。
こちらのトークイベントの模様については、後編の記事でお送りします!
京都の古い地図登場!
さて、参加者の皆さんがそろったところで、今日のまちあるきのパートナーとなる地図の紹介が始まりました!
今回使った地図は、昭和初期から戦後すぐにかけて編集・修正された「京都市明細図」と呼ばれるものです。
こちらの地図、元々はなんと火災保険のためにつくられた地図なんだそうです。
かつては、火事にあった際の保険金を決める際に参考資料として使われたということもあり、建物の用途(住宅・工場など)や構造(木造・鉄筋コンクリートなど)が詳しく地図に書き込まれています。
そして、そんな地図に書かれた数々の建物の中には、今でも全く同じお店が当時から現在にかけて続いているという場所だってあるのです!
さすが歴史の長い京都ならではの話ですね…….
それではこの地図を使って、さっそくStrolyから学芸出版社さんまでの道のりを歩いてみることにしましょう!
いざ、まちあるきへ!
参加者の皆さんはその場で10人ずつのグループに分かれて移動を開始します。
もちろん、我々Strolyスタッフはガイド役としてお手伝いさせていただくことになりました。
途中のまちあるきでは、見つけた古い建物を古地図の上で探してみたり、かつて川だった遊歩道を歩きながら京都の街の変化について考えたりと、街の歴史や変化についてさまざまなことを感じられる時間となりました。
普段何気なく歩いている私たちの周りの風景も、様々な地図を使って読み解いていくことで、いつもとはすこし違ったものに見えるかもしれませんね。
さて、後半はいよいよトークイベント編です。
岸本さんとStroly高橋が、地図についてどんなことをしてきたのか、どんなことを考えているのかについてお話しますよー!