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Stroly and workshop atendees walking down a street

地図ワークショップ vol.0 at京都リサーチパーク町家スタジオ

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6 years ago

みなさんは『地図』を作ったことはありますか?

『地図』と一言でいっても、

どこのエリアの?
目的は?どのくらいの情報量が適切なの?
どんなデザインがいいの?

など など など
いざゼロから作ろうとすると、わからない事、決めないといけない事がたくさんあります。

「こんなの一人じゃ大変!作りたかったけどやめておこうかな…」
なんて、地図作りが億劫になってしまいますよね。「初めて作る」という方なら尚更かと思います。

今回はそんな地図作りビギナーの方への助け舟になるようなワークショップを開発すべく、京都精華大学の先生や学生さんと、上京ちず部のメンバーの方にご協力いただき、実験的に「地図ワークショップ」を町家スタジオにて開催しました。

まず3チームに分かれ、それぞれに漢字一文字が書かれたテーマの「素」になるカードを引いてもらいます。

今回選ばれた漢字は、Aチーム『楽』、Bチーム『音』、Cチーム『超』と、かなりバラバラ。

その漢字の持つ意味や印象、その一文字にまつわる様々なこと柄について、ディスカッションしていただきました。

そして、その中で生まれたテーマに沿って、実際に街へと繰り出します。

面白いことに、この漢字一つと一緒に街に出ると、

いつもならなんとなく通り過ぎてしまう看板の内容が『超』面白い!
いつもなら聞くことのできない静けさが街にはある。
いつもなら気づくことのない入り口がこんなところに…隠れ家みたい!

と、みなさん普段とは全く違う視点で見たことにより、色々なことに気づいたそうです。
2時間程まち歩きを堪能したところで、町家スタジオへ。
次のステップへと移ります。

続いては、それぞれが今回のまち歩きの中で「ここは地図に落とし込みたいな」という場所をイラストや文字と共にアウトプットしていただきました。

この工程を踏むことで、情報の整理が行われ、地図の内容や情報量が決まっていきます。
また、デザインの方向性も最初に比べるとだいぶ考えやすくなったのではないかと思います。

また、ここで大切なのは、その情報を大勢に共有し、客観的な目も養うことです。

と、いうところでワークを終えました。
次回は精華大学はデザイン専攻の学生さんと共に、地図をカタチ作っていきたいと思います。

みなさまご参加いただきありがとうございました。

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■京都リサーチパーク町家スタジオ
ビジネスに対するさまざまな人・物・事が交差するビジネスシーズ創造スペース。
1階部分が勉強会スペースとなり、一般にも貸出を行なっている。
https://www.krp.co.jp/machiya/

■京都精華大学
京都の岩倉にある私立芸術大学。
ユニークな学生が数多く集まる。

■上京ちず部
京都・上京区を拠点に「ちず」を活用したイベントや、
まち歩きワークショップを開催している。

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