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大学との協業

龍谷大学文学部の学生が作る京都市下京区の「人文知マップ」

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こんにちは!StrolyのNaoです。

今回ご紹介させて頂くのは、龍谷大学文学部において授業の一環として行われた、下京区エリアの魅力を紹介する地図作りについてです。

この取り組みは、2019年4月からおよそ3ヶ月間に亘り、学生が実際に下京区のスポットへの取材を行い、取材したスポットを地図上にマッピングするという形で製作が進められました。

Strolyからは、オンラインマップ導入とマッピングのサポートに関して協力を行い、また「地域の魅力を伝えるメディアとしての地図の面白さ」について、学生の方にお伝えさせて頂きました。

そして、7月20日に行われた成果報告会にもゲストとしてお招き頂きました!

なぜ大学の授業で地図を製作するのか?

授業で地図を作る

今回の龍谷大学での授業の目的は、地図の製作を通して取材によるリサーチとその編集について学ぶということです。

学生は各グループごとに分かれて、それぞれのテーマに基づき、下京区のスポットへの取材を実施しました。
そして、取材したスポットをStrolyにアップロードされたオンラインの地図上にマッピングしました。

グループごとのテーマは下記の3つです。

  • 「擬洋の国へ – fall in -」
  • 「香を利 – 香りが導く利の旅へ」
  • 「下京 x 銭湯力」

将来的には年度を重ねてこの取り組みを行うことで、Stroly上の地図に学生がリサーチした下京区の魅力が詰まったスポットが蓄積され、未来の後輩など龍谷大学の学生向けに下京区の魅力やブランド価値を発信していくことを目指しています。

学生が製作した地図をご紹介!

実際に学生が製作した地図をご覧ください。

学生が見つけてきたスポットには、地図上に位置を示すピンが立てられ、ピンをクリックすることでそのスポットでのインタビュー記事を閲覧することが可能です。

ブログカード風に外部リンクが貼られている為、文章をストックしているブログページと、マッピングされているStroly Mapとの間の行き来がしやすい作りになっています。

自身の言葉で下京区のスポットについて語る学生

学生による発表
発表の中で印象として感じたのは、単純なスポットの取材に止まらず、お店の人との会話の中でより深く地域のことについて学び、自身の言葉で下京区のスポットについて語る学生の姿でした。

例えば、下京にある銭湯を取材したグループは、取材を通して知った銭湯業界を取り巻く課題について触れていました。

一見するとブームにより注目を集めている銭湯業界のように見えますが、実際には外国人観光客が増えたことによる客層の変化や、銭湯経営者の高齢化と設備の老朽化などの課題も多く、裏側では、昔からの銭湯文化を守るべく経営努力を続けている方々がいます。

そういった実情をどうにかにして、今回の成果報告会の中で表現しながら話そうとする学生の姿が特徴的でした。

成果発表を聞いて

授業の様子
半日の地図製作イベントと比較すると、今回は3ヶ月と長期間に亘る地図作りへの取り組みだった為、一つ一つのスポットのリサーチがとても丁寧でその内容も深いという印象を受けました。

約1年前にStrolyオフィス周辺を龍谷大学の学生とまち歩きして、1日で地図を作るという実験的な取り組みを実施しました。
それをキッカケに地域の魅力を地図で伝えるメディアとしての可能性に共感してもらい、今回、授業の中でStrolyをご活用頂けたことを大変嬉しく思います。

今後も龍谷大学文学部ならでは、宗教や哲学、歴史、言語、文学、文化といった専門的な知識を背景にしたユニークな視点でスポットが集められ、龍谷大学オリジナルの下京区のStrolyマップが作られることを楽しみにしています。

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