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Stroly Map Creators Interview vol. 5-1

【前編】人気作家もりゆか、地図への歩み

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4 years ago

先日、地図の製作過程を紹介している「地図の誕生」でご協力いただいた、イラストレーターのもりゆかさんに今回はイラストレーターと画家、二つの側面からお話を伺いました。

実は以前からご縁のあるもりゆかさんですが、地図を描くまでのお経緯や、どんな思いで製作に打ち込んでいるのか、技術的なところから感覚的なところまでは初めて深掘りをさせていただきました。

前後編でお楽しみください!

【アートの道に進もうと思った「きっかけ」というより、アートはすぐそばにありました】

京都市立芸術大学ご出身とのことですが、アートの世界に進もうと思ったのは何かきっかけがあったんですか?

わたし絵を描くのが好きだったんですけど、絵を描くのが好きな割にめちゃくちゃ漫画とかを描いている訳でもなく、美術館に足繁く通うという訳でもなく、でも父や母が美術館とか好きだったので、くっついて行ったりしてたんですけど、何がいいとかはわからずでした。

しかも父は結構映像系で現代美術とか現代的なメディアの人で、なんとなく小さい時から訳わからん映像とか、すっごい長編映画とか、もう「誰がみんねん!」みたいな実験映画とか見て育ちました。

だからなのかそういう意味では芸術に対してのハードルは高くなかったんですけど、かと言ってすごく興味があったかというとそうでもなくて、「近いところにあった」ぐらいの感覚でした。

【ダンスやファッションにのめり込んだ中学・高校時代】

兄が1人いて、兄は普通の大学に行ったんですけど、わたしは高校生の時にはなんとなく「芸大とか受けるのかな〜」という気はしていて、そんな時に友達がきっかけでダンスにどハマりしました。なので高校の時はずっと踊ってましたね。でも不思議と「ダンサーになりたい」とかは全くなかったんですよ。

そんなルーツがあったんですね!今でも踊りますか?

踊れますけど、どこかで踊ろうみいたいなのはなく、家で小踊りくらいな感じですね。でも今でもダンスは好きです。
そんな時も一応芸大を受けようと思っていて、父も母も「芸大とか気になってるなら、絵習いに行きや」という感じで普通に言ってくれてて、画塾に通ったりとか、本格的にじゃないですけど、デッサン始めたりとかは割と早い時からやってましたね。

じゃあきっかけっていうのは自分でもちょっとわからないくらいの、気づいたらもう「わたしはそういう道に進むんだな」くらいの感覚だったんですか?

そうですね。絵は好きだったんですけど、周りに画家もいないし、画家っていう職業に対して何か親近感があった訳ではありませんでした。なので「なんで日本画?」って感じなんですけど。

丁度デザインやファッションが好きだった時期があって、中学生の時はイキって「ファッションニュース」とかを買い漁っていました。
なんというか「買いたい」とかじゃなくて、「作りたい」だったので、自分がオシャレだったかというとそうではないんですけど、とにかく沢山見てましたね。
パリコレとかのデザイナーを暗記して、その時のモデルさんやトレンドもすごく真面目に勉強してました。笑

そこから、「ガッ!」てダンスにハマった高校時代だったので、ファッションとかデザインに対して一回区切りがついたけど、「美術」や「ものづくり」への憧れはずっとありました。

【日本画への興味】

丁度そのあたりで、オープンキャンパスに行ったりしてたんですけど、京都芸大のデザイン科や日本画を見に行ったら地面を見させられて、「日本画では、デッサンとか好きな人がここでデッサンとかよくやってます」みたいな、なんってことない説明を聞いて本当にガッツリ地面を描かせられた課題を見せられて「…はぁ…おもんなさそう」って思いました。

実際に見てみたらそんな感じだし、正直最初は日本画に対してそんなにいい印象がありませんでした。
その後、デザイン科の方が「キャッチーで面白そう!」って思ったんですけど、かといって「めっちゃかっこいい!」という感じもしなくて、「日本画かデザイン科か油絵か〜」とか色々考えました。

その時に丁度、日本画の昔の技法を使って現代の日本画を描く人たちが流行りだして「なんか日本画って面白いんかな?」って興味を持ち始めました。
地面を描いている人たちをみた時はびっくりしたんですけど「まあ、いいか!」と思いつつ受験して、日本画にとりあえず入ってみいたという訳です。

なるほど、じゃあ元々「日本画が超好きで!」という訳ではなかったんですね。

全然ないですね。
日本画家の名前すら全く知らなかった状態です。若冲くらい。笑
ほんとそんなんでした。

【大学での時間】

そうだったんですね。この後、日本画の道に進む訳じゃないですか。
今まではあまり他者からの影響を受けずに結構自分の道を突き進んで「とりあえず一回この道を進んでみよう!」という感じだなと思ったんですけど、日本画に入ってみてから受けた影響ってありますか?

そうですね、多分いっぱいあるんですけど、元々古典の方が好きだったっていうのもあったので、日本画というものに対して「こうあるべき」みたいなイメージがちょっとありました。

「日本画」っていわゆる「昔から日本にある絵」のことなんですけど、近代になって西洋画が入ってきた時に西洋画と日本画を区別するために「日本画」っていう名前で呼ばれるようになったんですよ。なので狩野派とかの「THE 日本画」みたいな絵とかもそれまでは普通に「絵画」だったんですよね。

その後に西洋思考なのかは分からないですけど、「日本画の画材ももっと自由に使えるはずだ!」みたいな運動もあって、すごく厚塗りをしたり油絵みたいな感じで日本画の画材を使う人たちもすごい増えてきたんですけど、自分にはあまりピンと来ないところもあって日々、悶々としていました。

でも父の影響もあって映像とかの現代的な作品を観に行ったりして、芸術に対してはすごく近かったと思うんですけど、日本画に対しては日本画にいるのに日本画を理解しようともしてなくて。そこが何となく「どうしようかな、どう折り合いをつけようか」っていう感じでしたね。

私も個人的に写真をとってるんですけど、音楽や映像や絵画や結構色んなものが好きで。でもたまたま自分にフィットしたアウトプットが写真だったので写真を選んでいるという感じなんですね。一緒にするのも失礼かもしれませんが、話をしていく中でユカさんもたまたま自分にフィットして、且つ興味があるっていうのが「日本画だった」というような気がします。なので、自分自身の好みとか影響を受けているものっていうのは自分の表現手法に限らず広く枝が伸びているのかなと感じました。

そうですね。そういう感じかもしれないです。
だからずっとダンスも好きやったんで大学に入ってからもダンスのワークショップに行ったりとかしてましたね。
高校でやってたのはストリートダンスとかヒップホップだったんですけど、大学に入ってからは、もっとその根源的なソースになったものを知りたいってなって思って、大学からバレエ始めたんですよ。それでいざバレエを始めてみたら「ふむふむ」と思うこともいっぱいあって。

でもダンスで何かをしたい訳じゃなくて、そういう「身体性」を絵画の中に取り入れたいって思うようになりました。でもじゃあ動いてる人間を描けばいいのかっていうとそうではないのでそこでもすごい葛藤がありましたね。

その後にそれと並行して課題でニワトリとか動物を描くみたいな、いわゆるアカデミックな「THE 日本画教育」みたいな課題も淡々とこなしてたので、それを自分なりに続けていく方法として、「ちょっとユルくその動物達が出てくる何かを描こう」みたいな感じでポストカード大くらいの物にニワトリとかサルとかウサギを鳥獣戯画みたいな感じで絵日記みたいに描いてたんですよ。なので名義が二つあるんです。

【ふたりの「もりゆか」】

それで「森夕香」と「もりゆか」がいるんですね。
以前「自己表現としての絵画と、ゴールが明確にあるイラストで名前の表記を分けてるんです」ってチラッとお話してくれたと思うんですけど、やっぱり、自己表現の絵画を続けていく上で結構しんどくなることもあると思うんですね。そんな時イラストの立ち位置ってどんなところにありますか?

イラストはですね、地図にしてもラフを考えてる段階では結構なしんどさがあるんですけど、筆を入れ始めると完全に作業化するんです。
良く見せようみたいなのはあるけど、無心でできるみたいな。
そのゴールに向かって無心で走っていく感じがすごく自律神経に良いっていうか、本当に交感神経と副交感神経のバランスが素晴らしいなと感じています。笑

無駄なことを忘れて淡々と無になって、目の前のこれに没頭できるっていうのはお皿を洗うぐらい何気ない作業なんですけど、絶対に定期的に欲しいというか本当は毎日欲しい作業なので、すごく重要な運動です。

運動なんですね!確かに運動不足になると体が調子悪くなるっていうのに近いんですかね。

そうですそうです。なので、自己表現的な絵画とかって、考えたいっていう気持ちはもちろんあるけどそれがすごく多くて。もちろんその中に作業的な無になれる瞬間もあるんですけど、やっぱり疲弊してるんですよね。
でもイラストはよりその線引きがはっきりしていて、ラフを考えるときはしっかり考えて、紆余曲折あるけど、筆を持った瞬間からは「よし、行くぞ!」みたいな。

じゃあもりゆかさんの運動不足解消の為にもこれからも地図製作の依頼をしたいと思います。

ぜひ!
でも運動不足も解消できて、且つ精神的に穏やかになれて、さらにそれが物として出来上がったら見てもらえるわけじゃないですか。
運動だったら見てもらえないけど、ちゃんと物として完成品となって、それに対して誰かが喜んだり「わー!可愛い!」って言ってくれるのって最高ですよね。

最高ですね…!
今頭の中で勝手に筋肉と置き換えてたんですけど、筋肉は喜ばれるかって言うとより個人的なので、そういった意味でもやっぱりイラストは色んな人の喜びに繋がるから改めていいなと感じました。

そうなんですよね。
分かってはいたけど、やっぱり言葉にして言うと「めっちゃいいな」って思いました。笑

先日公開された「深草・稲荷まちあるきマップ」も色んな人に見てもらえているようですしね。

そうなんですね。嬉しいです。
みんなが私たちの運動の成果を見てくださっているんですね。

そうなんですよ。しかも実際にこの地図を見ながらまちを歩いて運動してくださっています。

みんなの健康まで作ってるんですね。

地図を使って実際に歩いてもらえるところまで行けると嬉しいですよね。この次の地図も決まっているのでそれも楽しみです。

そうなんですよね。次回の地図のお話もすごく嬉しいです。

【インスピレーションは景色や匂いや湿度からやって来る】

続いての質問ですが、イラストや絵画のインスピレーションはどこから得ていますか?

景色とか匂いとか湿度とか身体を使いたいと思っています。今言ってた話とも若干リンクするんですけど、運動不足なんですかねわたし。

自分の感じたものとか、自分で動いて感じたものをアウトプットとして出したいみたいな気持ちが強そうだなと感じました。

そうですきっと。
ダンスをしてるっていうのもそうですけど、やっぱり身体を通したアウトプットに興味がある感じはします。
これはイラストに関してはまたちょっと別なんですけど、景色とか匂いとか湿度とかっていうのも、目には見えないものだったりするじゃないですか。でもそれを絵としてビジュアル的に表現できないかなとか考えるのが結構好きです。

その感覚についてもう少し掘り下げてもいいですか?

そうですね、夏が好きなんですけど、夏って暑くて汗も常に勝手にダラダラ出てきて、食べ物も勝手に腐っていって、川の水も蒸発して、湿度も高い。みたいな、常に何かがずっと変わってるような感じがすごいするんですよ。
逆に冬は冷凍されてるというか、全部が形を留めてるような気がしていて、わたしは夏のずっと流動している感じの方が好きなんですよね。

自分自身も汗とか喉がどんどん渇いて行ったり潤されたりとかしてるあの感じが好きで、そういう身体感覚というか「常に何かと共に変わっていってる」っていう感じをビジュアル化したいみたいなのがあって。

イラストにはそんなにそこまで入れないんですけど、ペインティングをやってる時はそんなことを考えて製作していますね。

なので、インスピレーションって結構どこからでも取れるんですけど、景色とか温度から得てることが多いです。

なるほど。その温度とか湿度っていうのは今までなかった視点です。
日本語って同じ湿度でも高い低いにいよって「ジメジメ」とか「ムシムシ」とか表せれる言葉が多すぎるじゃないですか。自分の感じたその擬音になってたりもするけど、絵で表現するっていうのは絵を描ける人だからこそできる表現方法だなあって感じました。

まだ「全然だなあ」とは思うんですけど、よく考えたら絵本を描いていた時によく気にしてたことなんですよね。わたし「エンソくんきしゃにのる」っていう絵自体は日本人が描いてるんですけどすっごい暑苦しい雰囲気の絵本があって、その絵本がなぜかすごく好きで。

スズキコージ作/エンソくんきしゃにのる-表紙

その絵本はエンソくんっていう主人公が電車にのっておじいさんの家にいくだけの話なんですけど、電車にヒツジ飼いがヒツジを沢山連れてのってくるシーンがあって、そのシーンでヒツジ達とエンソくんがご飯を食べるんですね。その時の絵が干し草とかヒツジの匂いがしそうなんですよ。

絶対にありえへんのに「このリアリティってなんやろう」って思ってて、誰も「暑い」とも言ってないし「湿度が高いです」とも言ってないんですけど、あの暑苦しそうな感じとか、絵だけでこんなにこうも匂いが立ち込めてきそうな感じを出せるんだっていうところがすごい好きなんですよね。

スズキコージ作/エンソくんきしゃにのる-おひるね

なので絵とかイラストを描くときも「匂い」まで行かないかもしれないですけど、古そうなものをちゃんと古そうに描いたりしようと思っています。

【イラストレーターとアーティスト、それぞれの夢】

それを聞いた上でユカさんの地図を見たり、絵を見たりするとまた感じ方が変わりそうです。では、アーティストとしての夢とイラストレーターとしての夢と両方聞いても良いですか?

イラストレーターとしての夢はすごくわかりやすいんですけど、求められた絵を誠実に描いて人を喜ばせたいです。そして雑誌や広告などに使って欲しいですね。笑

アーティストとしての夢は、見えている世界じゃなくて「こうかもしれない」という世界を想像して、見る人の共感覚に訴えたくて、それによって人を安心させたりできるかもしれないと思っています。

と、いいますと?

共感覚に訴えたいってい言ったら言い過ぎなんですけど、「もしかしたらこれは脳がこうさせてるだけで、本当はこうじゃないかもしれない」みたいなことっていっぱいあるじゃないですか。今私はこう見えてるけど、全然違う見え方をしてる人もいるかもみたいな。
そう言うところをもうちょっと探っていきたくて、一番わかりやすいので言うと、皮膚が世界を分断してるじゃないですか。

けどもしかしたら「そう思わせてるだけで実は分断されてないかもしれない」ってよく考えてて。「ってことはこの机も今もしかしたらわたしの一部かもしれない」ということを思った時にすごく安心した時があったんですよね。

その安心したという感覚に到るまでに何かあったんですか?

「一生この体から出れへんのか!」って思った時にすごい嫌だった時期があって、別に不満がある訳じゃないんですけど「ガッカリ」というか「はぁ…」みたいな。それがすごくしんどかったんですよね。
でもその時に「いや、でもこれは考え方を変えたら変わるかも」って思って、「もしかしたらこれはそう思わせてるだけで、分断されてるって思ってたけどそうじゃないかもしれない」って考え始めた時にすごいホッとした自分がいて、「あ、良かった…脳がそう思わせてただけだ」みたいな。

調べてみたら色んな文献でもそういうことが言われていたんですけど、こういうことを誰かに感じさせたりとか、誰かが自分の絵を見てそういう何かしらを得てくれるといいなって思っています。

ちゃんと気づくところまで行かなくても、感覚的に何か近いものを得てもらえるようなことを「作れるかもしれない」って思った時に「わたしは何が描きたいとかあまり無かったけど、こう言うことをテーマに絵を描いていけるな」みたいな気持ちがあって、それは今でも変わっていません。

イラストレーターのほうがすごく具体的に言い切っているので、そう言う風に言おうとすると、こういう絵を表現することによって、誰かがそれを見て安心してくれて、且つちゃんと誰かが買ってくれてお金になったら一番いいです。笑

作家にとって「お金になる」というところは切っても切れないですよね。
誰かが作品を気に入って、それを買ってくれるというのはすごいことで「喜びの一つだな」と思うので、このインタビューもユカさんがどんな人なのか、世の中に知ってもらえるようなきっかけになればいいなと思います。

ありがとうございます。どんどん喋ろうと思います。笑

【「地図」を描くことになったきっかけは絵本のコンペ】

イラストレーターや地図作りというところについて深掘っていこうと思うのですが、一番最初は何がきっかけで「地図」と認識したものを描いたんですか?

多分これかなっていうきっかけは大学の3年生の時にずっと好きだった絵本を紹介する「moe」という雑誌があって、その雑誌が初めて絵本作家になりたい人のためのコンペを始めたんですよ。
絵本が好きだったので、さっきも言っていた絵葉書サイズの絵日記に登場するニワトリやサルとかのキャラクターを活かして絵本を描いてみようかなって思って、第一回目と言うこともあって、そのコンペに出してみようと思ったんですね。

コンペに出された絵本はどんな内容だったんですか?

わたしが通っていた中学高校が比叡山中学校、比叡山高校なんですけど、比叡山の麓にあって歴史的にもすごく重要だし、石畳とかとにかく情緒があるんですよ。
家から山に向かって歩いていくんですけど、本当に緑が豊かでそこを歩けている時に本当に毎日幸せだったんですよね。

そんなことをいちいち友達には言ってないんですけど、「本当に素晴らしいところで勉強している」みたいな気持ちがあって、もし将来自分で絵本を描くならまずは、この場所を絵本にしたいってずっと思ってたんですよ。

それで、絵本のコンペがあるってなった時に大学3年生のそこまでこう自分のテーマが決まっていない中で絵本を一回描いてみるのは「ありだな」って思ったので、11見開きくらいの絵を描いて、お話も全編自分でつけて出してみたんです。

その時は佳作をいただいたんですけど、その後編集部が雑誌の中で誌面を盛り上げるような絵本を見開き2ページくらい使って描いてみましょうかって言ってくださったんですよ。

【受賞をきっかけに広がる世界】

最初「森さん絵だと和な感じだからどうしましょうかね」って言ってたんですけど、いわゆるお話があるものを作るというよりかは、「キャラクターがお散歩するような「まち紹介」みたいな感じにしよう!」ってご提案いただいて、鳥瞰図みたいな絵で春の出町柳周辺をサルとニワトリがうろつく見開き絵本を描いたものが地図っぽい絵の一番最初です。

まさるくんとたっちゃん 夏の琵琶湖散歩之図

まさるくんとたっちゃん 冬の温泉観光之図

そうだったんですね。じゃあそれを只本屋の山田さんはそのことを知っていて地図カフェに呼んでくださったんですか?

まさにそうです。
なので地図を自分でめっちゃ描いてたというよりかは、メディアとかに唯一出してたわたしの画風を山田さんは知っていたという感じです。


地図カフェで描いていただいた地図「鉄道女子のスイーツ旅 坂本〜出町柳」

じゃあStrolyと出会う前はそんなに地図を描いていなかったんですね。

はい、全然です。ただ、風景を描いたりとか、描きたいって思う建物は絵本を描いてた時からありました。

・・・

お話は後編へと続きます。
ぜひ後編(コチラ)も続けてご覧ください。

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