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Stroly映えするマップって何だろう vol.1

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6 months ago

こんにちは、Kaoruです!
今回はStrolyの中でもよくマップを作っている二人で「Stroly映えするマップ」というテーマで話し合ってみました。

今回一緒に話をするのはおなじみになってきました私、Kaoruと初登場、StrolyのデザイナーことSunny(サニー)さんです!

こんにちは、Sunnyです。
Strolyではデザイン周りのことを全般的に担っています。
UI、WEB、グラフィック、イラスト、広告・・・など!

そのほかにStrolyの魅力をお伝えするために、スキマ時間を活用して「STROLY LOVES・・・」というシリーズのマップも作っています。
最初は自分でも手探りの状態でしたがStrolyにJoinして1年になった今では、マップでお伝えしたい事が以前よりわかったような気がしています。とはいえ、まだまだ考える事はいっぱいありますね。

私自身イラストを書いたり、子ども向けですが物語を書いたり、
銅版画もやったり、胴芸もやったりと、とにかく物づくりが大好きな人間です。

好きなことはたくさんあって、Strolyで仕事してるのも好きなことの一つですね。
Strolyの中で好きなマップはこのマップかな。


(created by 大阪府枚方市岡本町町内会ふるさと絵図作成委員会)

細かいところまで楽しいし、ストーリーが感じられるのでとても好きな一枚です。

よろしくお願いします。
Kaoruちゃんも自己紹介してよ〜!

そうですね。では改めて。
Strolyの中ではパブリッシャーのサポートをしたり、こんな風にマップデザイナーやアーティストさんにインタビューをして記事にまとめたりしています。
マップはもちろん自分でも作りますが、最近は社外のアーティストさんのマップ製作にも関わったりしています。

また、「マップの可能性」についてもずっと考えていて、実現できそうなものは作ってみたり、実現できそうな人に相談してみたりしていますが、まだまだ道のりは遠そうです。笑

そして私もSunnyさん同様、主に写真を使った創作活動をしています。
好きなものは沢山あるけど特に音楽とフィルムカメラと散歩で、Strolyの中で好きなマップはこのマップです。


(Created by Sandra Dumais)

人が登場するマップっていいなと思ったきっかけになったマップです。あとこのユルさも好きなポイントですね。

改めてよろしくお願いします。

・・・

では早速、それぞれのこだわり/困りごと/これから挑戦したいことなどなど赤裸々にお見せしたいと思います。
そしてそれぞれのノウハウが皆さんのマップ製作の助けになれば何よりです。

①最近どんな風にマップを作っていますか?こだわりがあれば教えてください。

私は二つあって、一つ目は、ターゲットとマップの目的やできれば移動手段を設定することです。

今まではこの部分がちゃんと定まっていないために、誰のためのマップなのかわからなくなって、マップを使う人に対して不親切なマップになってたと思うんですよ。

なので最近は
①どんな人に向けてマップを作るか
②その人はどんな情報が欲しいのか
③どんなシーンで使うのか(車?電車?徒歩?)

ということを最初に具体的に設定してマップを作っています。

そうすることで、結果的に定めたターゲットの周辺の人にも響くマップになるんじゃないかなって思います。
それに、届けたい人の像が明確になると描くべき道やランドマークもそれに合わせて選べるようになったので、今までよりマップが作りやすくなりました。
(参考:もしもマップ作りに悩んだら

二つ目はスマホ画面でのマップのズーム操作をかなり意識していることです。

大きいイラストだけだとマップをズームしたときに、何が描かれてるのかわからなくなっちゃったりして没入感が薄れる気がしてるんですよね。

でもその中にズームしないと見れないような小さなイラストがあって、しかもそのイラストがなにかストーリー性を感じさせるものだったら、他にもこんなイラストがあるんじゃないかって探したくなるし、ずっと見ていたいマップになると思うんです。

今まで自分が作ってきたマップを見返すと、そういった仕掛けがなくて画面がすごく寂しく感じるので修正しようかなと思っています。


(左から、ズームすると何もなくなってしまう道→ズームすると何かわからない赤い斑点→何の像なのかわからなくなる像)

私は逆に、以前は余白のことを気にしてとにかくイラストとかで画面を埋めてたんだけど、最近は気にならなくなりました。それよりもマップのストーリー性やコンテキストを大事にしています
内容が良ければ余白は息抜きや次に目にするランドマークまでの期待を高めてくれるスペースになると思うんだよね。

なるほど。
ちなみにコンテキストを出すための具体的なアイデアは何かありますか?

もちろんイラストを見せるのも一つの手なんだけど、それだけじゃなくてそのイラストが「何なのか」簡単でもいいからコメントをマップ上で見せるのは一つの手だと思います。

自分はその場所に愛着や情熱がなくても、そのエリアに対して愛着を持っている人にインタビューしたり、おすすめ情報を文章にまとめてもらって、それをマップ上で見せることで人間味のある生きたマップになるんじゃないかな。

たしかに。
私も今までピンの中に文章やイラストを入れてたんですけど、そうじゃなくてピンの外にそのまま出した方が「視線を惹きつけるからいいな」って最近丁度思っていました。
その文章にもその人らしさが出てると、きっともっと見る人を惹きつけますよね。

そうだよ。勿体無いよ。
もっと外に出したらいいのにと思ってました。

このマップはそのコンテキストや見せ方を特に意識して作ったマップで、この神楽坂のエリアを紹介したい人の街を紹介する文だったり、おすすめのお店をその人の視点で紹介してくれたり、ここはどんな物語が見られる場所だとか・・・彼女の目線で街を見れるのでより楽しいマップになってるのではないかと思ってます。もちろんまだ改善すべき点は多いと思いますけどね。

ちなみにこのマップの案内人は10年ほどこのエリアで勤務したのでエリアを知り尽くしてるし、なおエリアに対する愛着も強い。
そういう人が案内するマップって情報に信頼が持てるし、安心感もあると思うんですよね。

あとは歩ける範囲のマップというのもこだわりたいポイントの一つだと思う。

今までは「ピックアップ情報」だけの構成だったんだけど、それだと大体の情報はどこも同じで、絵のテイストが違うだけになるからコンテキストとして全然面白くない!

最近になって「読み物」としてのマップもあっていいんじゃないかなって考えが変わってきています。猫がいっぱいいる道とか、パンの匂いとか目に見えないものを表現したような、五感を刺激するようなマップを作りたいなと思っています。

Strolyは地点Aから地点Zに素早くアクセスするためのサービスではないのでマップの中でいろんな体験を提供したいですね。

①:まとめ

◼︎マップを作る時にターゲット・目的・使用シーン(移動手段)を定めるとユーザーの視点で情報も選択できる。
◼︎歩ける範囲のマップであることで使われるマップに。
◼︎マップをズームして見た時の画面を工夫することで、ずっと見ていたくなるマップになるのでは。
◼︎余白のことは気にしない!
◼︎イラストのクオリティよりもストーリー性やコンテキストを上げることでユーザーの体験を向上させることができるのでは。
◼︎コメントを書く時は、その場所に情熱や愛着を持っている人に聞いてみる。なんなら書いてもらう。
◼︎オリジナリティ溢れるコメントはピンの中にしまい込むのではなく、実際にマップに書き込むと魅力アップに!
◼︎マップに案内人をつけると親しみやすさや情報に対しての信頼性が上がるのでは。
◼︎五感を刺激するマップや読み物としてのマップが「Stroly映え」に繋がっていいるのではないか。

②Stroly映えする「ピン」って?

最近Kaoruちゃんの作ってる半透明のピンは大好き!
透明だとイラストの多い所に入れても全体の邪魔にならないし、いいアイデアだなって思います。

ありがとうございます!そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。
普段Strolyにマップを公開してくれているパブリッシャーの方の中にも「ピンが自分の描いているマップテイストと合わない。だからピンを立てたくない」と思ってる人は絶対にいると思うんですよね。

やっぱり私もマップ描いてるので、そのビジュアルを一番大事にしたいじゃないですか。
でもそうなった時にピンの存在ってちょっとノイズになるなと感じていて、どうすればマップに馴染むのかなって考えていた時に生まれたピンです。

半透明にすることで、ピンの後ろにあるマップも見えるし、描いた道やイラストの邪魔にもならないし、一ヶ所に何本かピンが立ってても重なりが見えるから数を把握できると、いいことづくしなんじゃないかって思ってます。

これは本当にいいよね。Kaoruちゃんが作るピンは結構ハイレベルまできてるんじゃないかなって思う!
あとONにした時に「ココ(here)」って見えるピンもいいよね。わかりやすい!

正直な話、色が変わるだけだと結局どこを押してるのかってわかりにくいなと思っていたので、いいアイデアだなと思って自分のマップにも取り入れてみました。

やっぱり?!
そうじゃないかと思ってたんです!嬉しいです〜!

あ、あと、イラストがそのままピンになっている台湾のマップありますよね!
このマップはピンがカスタマイズできることを最大限に生かしてると思います。


(created by Qmorebear

たしかにこのピンはすごいこだわってますよね!
こんな風に一つ一つのイラストがピンになってるとより興味を惹かれます。
まだ自分のマップでは試せてないんですけど挑戦したいことの一つですね。

他に試してみたいのは半透明のピンはどんな形にしても邪魔にならないのか、半透明に「here」って入れたらどうなるかとか色々作って試そうと思ってます。

もっとピンもカスタマイズできるっていうことを知って欲しいし、ピンのデザインもセットでマップを作る人が増えたらピンの可能性がどんどん広がっていくと思います。
(参考:カスタマイズピンの作り方

②:まとめ

◼︎Strolyではピンもカスタマイズできる。
◼︎ON/OFFそれぞれのピンの設定はマスト。
◼︎ONの時のピンに「Here」といった文字を入れるとどこを押しているかもっとわかりやすくなるのでは。
◼︎半透明にするとマップの邪魔にならない。
◼︎ランドマークのイラストもピンにできる。
◼︎もっと沢山の人にピンのデザインも含めてマップを作ってみてほしい。

③マップ製作に関する悩み事を教えてください

ちょうど今、広告の仕事でマップも描いてるんだけど、行ったことがない場所のマップを作っていて(アメリカのオースティン)Google ストリートビューを見ながらその場所の雰囲気を掴んだりしていて、建物を近くで見れなかったり、逆に全体像がわからなかったりする点で難しいなと感じています。

それは別に観光スポットでもなんでもなかったり、Webで検索しても出てこないようなローカルな建物ということですか?

それもあるんだけど、Google マップのような標準的なマップを見ると道が斜めに描かれてるんだけど、現地のマップでは同じ道が真っ直ぐに描かれていて。
でも私は現地の人じゃないからどっちの方がこのマップを使う人がリアリティを感じるのかがわからないんだよね。
現地の人から見ても初めて訪問する人にとっても違和感のないものを描かないとただのアートワークにしかならないから・・・

たしかにその悩みはありますね。
そこにいる人じゃないと、どんな道を使って買い物に行くか、仕事に行くか、遊びに行くかみたいな「生活の営み」がわからないですもんね。

それに、道を斜めに描くのと、真っ直ぐに描くのではその上に載せるイラストもできることややることが全然変わってくるので結構重要です。

私もそのギャップが悩ましくて、なかなか地元の京都以外のマップを作ることが億劫なんですよね。
もちろん自分の住んでいるところ以外のマップを作る時にする、主要なランドマークを調べることはすごく楽しいんですけど、そこをネットで見たからといってそこにいる人たちの生活を描けるわけじゃないから、どうしたって表面的なマップになっちゃうんですよね。

なのでちょっと申し訳ない気持ちになったり、「ガッカリされたらどうしよう」って思ってしまいます。

それに漫画家の人が言っていたことで、例えば京都だったら鴨川の川べりに等間隔に座るカップルが春から寒くなるまでの風物詩みたいなものなんですけど、京都を舞台にした漫画でその等間隔のカップルが描かれてなかったら、読者に「作者は観察できていない!なにもわかってない!」ぐらいのことを言われるんですって。

でもそれってイラストマップでも普通に起こりうることだなと思って、そう思った時にちょっと怖いなって思いました。

なるほど。確かにストリートビューで見ても、公園の中のピクニックの様子が見えるわけじゃないもんね。
でも自分で自分にプレッシャーを掛けてるようにも感じるから、もっと想像でも描いてもいいと思う。

そうですね。
もちろん想像でもマップを描きたいとは思うんですけど、その時に愛着を感じられるようにもっとマップを描く場所と自分が繋がれる接点みたいなものを沢山見つけられたらいいなって思いました。

④これからやりたいことは何ですか?

現地に訪問してからマップをつくりたいなって思う。でも同時にプレッシャーにもなりそう。

あとはスキマ時間でやってるStroly lovesシリーズをとにかく増やしたい。まずはStrolyメンバー全員のおすすめマップ。それから、オリンピックに向けて東京23区の観光マップや、ミュージアムだけが載っているマップとか一つのくくりにできるものを集めて作りたいなっというのは考えてました。

Kaoruちゃんは何かありますか?

私は今ズーム率で見え方が変わるマップを作れないか、もりゆかさんと一緒に試そうとしています。

一枚として見た時の印象と、すごくズームして見た時の見え方が変わったら面白いなと思っていて、さらにそのズームした時にストーリーが見えたら本当に読み物としてのマップができるかも!って思ってます。
世界観としては「ウ◯ーリーを探せ」とかに近いかも。それにもっと言葉やストーリーがある感じですかね。

なるほど、それユニークでいいですね!
最初は何が描いてあるかわからないけど、ズームするとパン屋さんとパンのいい香りが描かれてたり、アリが歩いてたりっていう発見があるっていう感じだね。

そうですそうです!
なのでストーリーを見せるならそこに可能性があるんじゃないかなって思ってます。

やっぱりイラストを見せたいから大きく描きたいんだけど、どうしても他のイラストとぶつかっちゃうじゃないですか。
なので強調したいところは大きく描くけど、その周りのサイドストーリーみたいなものは小さくして見せるとデザイン的にもメリハリが出て、もっとそのマップをズームしたり引いてみたりとずっと見てたくなるんじゃないかなと想像してます。

その話を聞いてたら、人のチョイスは慎重にしないとですけど、誰か特定の人物の24時間を追いかけるマップをそのテイストでやっても面白そうだね。(プライバシー云々になりそうだけど・・・)

そのアイデアも面白そう!
そんなようなことと関連してちょっと温めているマップもあるので、それをどんどん試していきたいですね。

これから出てくるマップがすごく楽しみになりました!

・・・

こんな風に意見を交換ができると、自分のアイデアを更新できるのでまた定期的に情報交換しましょう。
また、この記事を読んだアーティストやデザイナーさんのアイデアを膨らませることができたら嬉しいですね。

それは本当に嬉しいことですね!
もちろん!そうなるようにSunnyさんとはこれからも「Stroly映えするマップ」という広いところから、具体的な作り方まで話し合えたら嬉しいです。そしてまた記事にしようと思います!

それでは・・・

ありがとうございました!

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