こんにちは。Kaoruです。
突然ですが、もしあなたが地図を描くとしたら、どんなテーマで地図を描きますか?
と、いきなり言われても少し考える時間が必要ですよね。
今回はそんなあなたに迷った時のアイデアを共有したいと思います。
では早速、
– 目的「どんな風に使って欲しいのか」
– ターゲット「どんな人に見てもらいたいのか」
– 移動手段
という三つのお題について話しをしていきます。
一つ目「どんな風に使って欲しいのか」
これはマップの目的です。
例えば、マップを作る時の気持ちは「その場所の魅力的なスポットについて知って欲しい!」かもしれないし「その場所でのより良い暮らしを提案したい!」かもしれません。
そんな風に目的を決めると描くマップが誰のためのマップなのか、だんだんと見えてきます。
また、更に掘り下げると、Strolyではマップの目的は大きく分けると三つになるのではないかと考えています。
①その場所の魅力をPRするためのマップ(PRマップ)
「その場所に行ってみたい!」など、まだその土地に訪れたことがない人にとって興味をもつきっかけとなるようなマップです。
(ドイツの名産やおすすめスポットを紹介するマップ created by Liv Wan)
(リスボンの観光スポットやおすすめ情報を紹介するマップ)
②その場所で便利に過ごすためのマップ(便利マップ)
何かのテーマに対して情報が網羅されていたり、情報がテーマに対してしっかりとセレクトされていると感じるようなマップです。
(京都市街地の駐輪場情報をまとめたマップ)
例えば路線図は電車で移動したい人にとってとても便利なマップだと言えます。
(台南のバス路線図)
他にも素敵なカフェの情報だけを集めたマップやスーパーの割引情報が載っているようなマップもカフェ巡りが好きな人や、その場所で生活をしている人にとってはとても便利ですよね。
③その場所の新たな発見や見方を与えてくれるマップ(体験マップ)
その場所に行った時に、そのマップがなければ気づかなかったような体験や経験ができるマップです。また、物語が見えてくるのもその場所に対する新しい見方かもしれません。
例えば古地図もこの中の一つと言えます。私たちは毎日、自分の今いる場所が100年前は何だったかなんて意識していないでしょう?
(約100年前の大阪市街のマップ)
(「おばけ」という切り口で見るオースティンという街のマップ)
二つ目「どんな人に見てもらいたいのか」
これはマップのターゲットです。
例えばターゲットを若年の方とするならば、店内のおしゃれさやインスタ映え、新規性を意識するかもしれませんし、反対に老年の方を対象としたら健康的であることや親しみやすさを意識するかもしれません。
また、その場所に訪れたことがない観光客の人に向けて作るのか、ずっと住んでいる地元の人に向けて作るのかでもきっと欲しい情報が全然違います。
このようにターゲットを想像することによりマップで見せる情報が少し変わってきます。
そして更に、マップの見た目にも工夫ができるかもしれません。
三つ目「移動手段は何か」
例えば、徒歩15分でいける範囲と自転車で15分、車で15分では移動距離が大きく違いますよね。
移動手段を設定することでマップにする範囲がどのくらいなのか見当をつけることができます。
また、車で移動する道と徒歩で移動できる道とでは道の見せ方もきっと違ってくるのではないでしょうか。
では実際にこの三つのことを意識して同じエリアのマップを目的別に3枚描いてみたのでみてみましょう。
その場所の魅力をPRするためのマップ(PRマップ)
目的
二条城には毎日たくさんの観光客が訪れていますが、二条城の周りを周遊している人はあまり見かけません。なので、二条城周辺にある素敵なお店を知って欲しい!という思いから描きました。
ターゲット
二条城帰りにほっと一息つきたい人(主に若年層)
移動手段
二条城から徒歩15分以内
掲載情報
二条城から徒歩15分以内にあるKaoruのおすすめする喫茶店やカフェ、カレーが美味しいお店をピックアップ!
その場所で便利に過ごすためのマップ(便利マップ)
目的
実際に生活をしてみて二条城の周辺が意外と住みやすい!
ということで、いかに暮らしやすいかをまとめました。
ターゲット
京都で新社会人や新大学生を迎える人
京都市内で引っ越し先を探している人
移動手段
主要駅から徒歩15分以内または自転車で10分以内
掲載情報
二条城周辺の生活に必要な情報を集めてみました。
ATMの場所、スーパーの曜日別割引率、バス停や駅の場所、ランニングに最適な場所など
その場所の新たな発見や見方を与えてくれるマップ(体験マップ)
目的
二条城周辺の経験や発見をシェアできないかなと思いまとめてみました。
ターゲット
二条城周辺または京都に住んでいるけどあまりこの辺りに来たことがない人
移動手段
徒歩移動
掲載情報
自分の経験や発見したこと、感じたこと、友人から集めた二条城にまつわるお話。
一人称で語るのは少し恥ずかしかったので代弁してくれるキャラクターを設定しています。
(話の内容にオチはありません)
と、こんな風にメモ程度でもいいので書き出しておくと作っている時も確認したり、作った後に友達に説明もしやすくなったりするので、ぜひ目に見える形で残してみてください。
最後に・・・
色々と解説をしましたが、イラストマップ作りの方法は自由です!
これだと思うテーマを見つけてマップを作ってみてくださいね。
今回のこのアイデアはあくまで参考程度に、あなたのマップ作りのヒントになれば幸いです。